2012年01月18日

ニュージーの外来語

日本で使っている外来語には、英語のものが多いが、「パン」のようにポルトガル語からとったり、「アルバイト」のようにドイツ語から来たものもある。

英語でも、kindergarten(幼稚園)はドイツ語からだし、招待状の最後に加えるR.S.V.P.は Retournez S’il Vous Plait(返事)というフランス語らしい。

ニュージーランドには、上記の外来語などに加えてマオリ語も日常会話にちょくちょく入り込んでおり、地名や植物名もマオリ語が多い。

ところで、意外な(?)ところで日本語が採用されていた。

ちょっと前に、アメリカ版マスターシェフという料理勝ち抜き番組を観ていたときのこと。

「この料理はどうやって作ったの?」

という審査員の質問に

「△△とPANKOでコーティングして揚げました。」

とアメリカ人の参加者が答えていた。

現地雑誌のレシピでもPANKOはときどき見かける。
ニュージーでも日本のパン粉に似たものはあり、bread crumb(直訳はまさに「パンの粉」)と呼ばれているが、日本のパン粉よりもかなりキメが細かい。コロッケにつかったりすると全体によくまぶされてパリパリして舌ざわりはいい(義母のオランダコロッケはこれをつかう)のだが、日本のパン粉のようなサクサク感が出ない。このサクサク感を出すためには、やはり日本のパン粉、またはパンをフードプロセッサーにかけてこれに似たものを作る必要がある。
昔、日本食材店で働いていたとき、現地の有名レストランから「PANKO」の注文があったことを思い出す。

また、ニュージーランド版マスターシェフの審査員のひとり(オークランドにある有名レストランのオーナー兼シェフ)が出ている他の番組では、

○○のWASABIマヨネーズあえ

というのが紹介されていた。

西洋にもグリーンマスタードと呼ばれるものがあるが、わさびとはまた違うらしく、最近は区別されているようだ。

SUSHIや SASHIMIは言うまでもなく、ニュージーではTERIYAKIという言葉は知らない人がいないのではと思うくらい定着している。

10年くらい前までは、日本食は高級でセレブのみ手が届くものというイメージがあったらしいが、今では、現地の食材をつかったsushi(巻き寿司)や丼物など庶民の食べ物としても人気があり、日本語の定着にも貢献している。

英語に日本食材の名前が入り込んで日常に使われているのを聞くと、なんだかうれしい。

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2012年01月08日

専門用語の「草」ってなに?

全国すし商生活衛生同業組合連合会のホームページを読んでいたら、すし屋の専門用語のところに「草」というのがあった。

説明では

海苔のこと。海の草だからというのと 昔は浅草で海苔がとれたことから

とある。

英語では「海苔」のことを「seaweed」という。
直訳するとまさに「海の草」

「seaweedっていう呼び名は、食欲をそそらないよな〜」

と常々思っていたが、日本でも同様に呼ばれていたとは・・・
しかも、海は略して「草」だけかい



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2011年12月30日

チャイニーズ・カレーって?

先日、義母と電話で話しているとき、

「こんど来る時、チャイニーズ・カレーを持ってきてね」

と言われた。

「・・・」

一瞬、言葉が出ず、

「それって、ジャパニーズ・カレーのことだよね?」

と平静を装いながら答えた。

「あ、そうそう〜」

と、あくまで、のんきな義母。


『結婚して13年が経つというのに、未だにヨメの国籍間違えるかよ〜!』


でもね、ま、もう彼女も70歳を超えていることだし、私だって息子を呼ぶとき夫の名前を呼んだりすることはよくあるものね〜

などど、一応、親切に考えてみるものの、なんか、割り切れない。

夫にこのことを話すと、

「あ〜、マムはそういう人だから。そういうことに関しては、ほんとデリカシーがないんだから・・・」

と顔をしかめる。

かつて、日本から来た夫の女友達を指して、

「日本人はみんな同じだから、誰が誰だか覚えられないわ」

と言ったというのは、内輪では冷笑と共に語られる有名な話。

先日、ふと手に取った森瑶子さんの話の中にも、夫に同行してイギリスに行った日本人妻に、親戚たちが中華料理の話をするという場面があったけど、あの本だって、もう20年以上前の出版だ。

あれからもう20年以上経って、こんなに情報があふれているというのに、オランダ出身の義母にとっては、中国も日本もミステリアスなアジアの国に過ぎないということか・・・

百歩譲って、Japanese とChinese は発音の最後が同じだから言葉のあやで間違ったのだろうと解釈しようとする。

反対に、次に実家に行った時、義母が使っているオランダ製食品を指して、

『ドイツ製』と言ってやろうか

などと意地悪なことを思い浮かべる。

でも、Germany(ドイツ)と Holland(オランダ)では発音の関連性が全くないから、
Hollandに近い国名といえば、Poland(ポーランド)の方がさりげないか〜

などと考えながら、

実際にはそんなこと言う勇気なんかないのに・・

と、ひとりで苦笑い。

でも、もし言ったなら、そのとき、義母はどんな反応を示すのだろう?

義母に悪意がないことは明白だけど(彼女はいつだって歯に衣を着せない物言いをするので)、誰だって、多かれ少なかれ自分の国に誇りを持っているから、出身国を間違われるのは、不快なんじゃないだろうか?

実際、自分が自分の国籍にこんなにこだわっていることに驚いてもいる。

たくさんの人種が入り混じっているニュージーランド。
自分が同じ間違いをしないように気をつけたい。



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2011年12月23日

クリスマスまであと2日

クリスマスまであと2日。

ここではイブは準備で忙しい日で、クリスマス本番は25日。
教会のミサに行ったり、親戚が集まって豪華な食事をしたり、日本のお正月のような感じ。

クリスマスツリーの元には、プレゼントが積まれる。
お歳暮にもらった贈り物や日本の家族や友人から届いたプレゼント、家族から家族へのものなどなど。

数週間前、先月9歳になった息子に、

「なにが欲しいか、サンタさんにお手紙書かんの?」

と尋ねると、ニヒルな微笑を浮かべて、

「ママ、サンタはいないんだよ。」

と答える。

「へえ〜、そうなん? 居るかもよ。 だれかそう言ったの?」

と聞くと、

「聞かなくても自分でわかる」

との答え。

う、自己嫌悪・・・

ちょっと前に、古くなったトランポリンを指して、夫に

「これ、どこで買ったんだっけ?」

と尋ねたとき、近くにいた息子が

「これは、サンタさんがくれたんだよ。」

と言ったのを思い出す。

失敗!

こういうわけで、今年からはイブの夜にトナカイとサンタさんに人参とクッキーを用意することはなさそうだ。

日本のクリスマスと違うのは、家族のひとりひとりがそれぞれにプレゼントを贈ること。
子供も兄弟や親にプレゼントを用意する。

「ママ、なにが欲しい?」

と聞かれて、

「だっこ券」(最近、息子はなかなか抱っこさせてくれない)

と答えたのに、あっさり却下された。

ここは車社会なので、子どもたちは日本のように自転車をこいで買いものに行くこともできず、親と一緒に行くことになる。しかも小遣いをもっていくのを忘れたり、足らなかったりで、支払いは私だったりする。
私へのプレゼントを買っていただいたときは、品物を見ないように、あらぬ方向を向いて会計をした。

こんなふうに親に頼って買い物をしてくれるのもあと数年・・・

と思うと、ま、これも楽しかったりする。



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posted by Hirorin at 11:44| Comment(0) | TrackBack(0) | NZ生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月14日

芝刈りは男のプライド?

オーストラリアやニュージーランドでは、ほとんどの家に芝生がある。
オーストラリアでホームステイしている時、土曜日ごとにホストファーザーが芝刈りをするので、朝寝したいのに出来なくて耳栓を使ったりしたことを思い出す。

うちの夫も夏場は、ほぼ毎週、芝刈りをする。数週間しないと芝がのびて次回が大変なのだそうだ。

隣の旦那さんはニュージーランド人だが、あまり芝刈りが好きではないとみえて、数週間に1回ほどの割りあいで芝刈りをする。

先週の日曜日のこと。

芝刈りを終えたばかりのうちの夫に、隣の旦那さんが、

「オレが先に芝刈っちゃったもんで、焦ったんだろう〜」

と冗談めかして話かけてきたらしい。

その週はたまたま、隣の旦那さん、土曜日に芝を刈ったもんで、ちょっと優位ぶってみたようだ。

芝が刈られてない家をみると、うちの旦那などは、「だらしない」と思うようで、芝刈りに男のプライドを見た(?)出来事だった。

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2011年12月07日

気前がいいわけは?

先日、たまたま入ったガソリンスタンドでセイボリー・パイ(肉や野菜の入ったパイ)の試食販売をしていた。

まあ、その一片の大きいこと!

パイの直径がだいたい15センチくらいで、それを4分の1にしたものを手渡してくれる。
一個目が美味しかったのでお礼をいうと、2個目に別の味のをくれる。
結構、お腹がふくらんだ。

『キーウイは気前がいいなあ〜』

と思いつつ、そういえば、こっちの人は、コーヒーや紅茶も目一杯入れることを思い出す。
あふれんばかりに飲み口までそそぐのが普通だ。

オーストラリアに居たとき、一緒に住んでいたオーストラリア人の友人にコーヒーをすすめられ、
「今はお腹一杯だから、カップ半分のコーヒーでいい」
と告げると、

「そんな器用なこと無理。一杯いれるから半分残して」

と言われたことを思いだす。

キーウイも、もしかして、気前がいいわけではなく、パイを6分の1とかに切れないだけなのかなあ〜?

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2011年11月29日

花火は英語で?

ニュージーランドに来て13年になるが、初めて大きな打ち上げ花火を見た。
子供たちにとってもはじめてのことで、ちょっと感激した様子。

花火は、英語ではFIRE WORKS
文字通り訳すと「火の仕事」

それに比べて日本語の「花火」は、語感も表現も美しい。

暑い夏の夜空いっぱいに広がる模様に、火薬の匂い、浴衣、縁日など懐かしい記憶が蘇る。

英語にも感心するような面白い単語があるけど、FIRE WORKSは、あまりにもそのままで、いけてない。

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posted by Hirorin at 05:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 言語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月24日

「マジ」は英語で?

車で急いでいるときに限って、信号が赤になったりする。
しかも、一度だけでなく、何度も。

先日、そういう日があった。

家にたどりつく最後の信号も赤になったので、ため息と同時におもわず、

「マジ〜!?」

とつぶやいたら、後ろに乗っていた娘が

‘Seriously!?”

と言うのが聞こえた。

娘はバイリンガル。最近では、英語の方が強い。

『へえ〜、英語圏の人は、こういうときseriouslyっていうんだ〜。私だったらreally
になってただろうな〜』

などと語感の違いを感じて、

『これが本物のバイリンガルとの違いだな〜』

と感心した。

でも、よく考えてみたら、日本語の
「マジ」は「真面目」からきた語で、「真面目な」を英語に訳すと「serious」だから、
私と娘は、日本語と英語で同じ意味の言葉をつぶやいたに過ぎない。

そう考えると、感心するようなことでもないけど、こういう場面で、さらっと
‘Seriouly’
とは、やはり出てこないのだ。



追記

調べてみたら「まじ」は、なんと江戸時代に「真面目」という意味で江戸で使われており、それが時代と共に、「本当に」(really)とか「本気の」(serious)という意味でも使われるようになったらしい。

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2011年11月17日

実施にふさわしくない日とは?

今は大学生になった元生徒が面白い記事を送ってきた。

その記事は、

左折する時の交通規定の変更が来年から実施される。もともとは、4月1日からが実施予定だったのだが、4月1日だとエイプリルフールで、規定の変更を冗談だと思う人がいるかもしれないから、実施日を3月25日に変えた。

というもの。

ニュージーでは、車は右ハンドルで日本と同じように運転する。交通規定もだいたいは同じだが、直進していて左折するとだけは、前方から来た車が左折するなら、そちらを優先させるというルールだ。
それが、日本と同じように左車線の左折を優先するよう変更される。

以下の図解を参照に↓
http://news.msn.co.nz/article/8372238/give-way-rule-no-april-fools-joke


元生徒は、

「折角、車の運転を習ったばかりなのに、規定を変えるなんてひどいよ。みんな、どう思う?」

というメールを友人たちに送っていたのだが、私は、むしろ、エイプリルフールの冗談だと思う可能性があるから実施日を変えたという当局の決断に興味を引かれた。

そういえば、過去にテレビで、

『日付変更線の位置が変わって日にちがずれることになった。』

というのをやっていたので、驚いて夫に告げたら、

「それ、エイプリルフールのジョークだよ」

と言われたことがある。

キーウイは、けっこう冗談好きだから、確かに当局が心配するようなことも、なきにしもあらずというところだろう。

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2011年11月09日

正しい日本語

私は日本のお笑い番組を観るのが大好き。
夜、授業のあと気が張ってすぐに眠れないときなどに、日本の友人が持ってきてくれたビデオやDVDでお笑いを観る。

最近は、「人志松本のすべらない話」にはまっている。
芸人さんたちは、本当に話がうまく、一人で声をあげて笑ってしまうことも多い。

でも、ひとつ、気になることがある。

彼らは、ときどき家族の話をするのだが、そのときに自分の親のことを「お父さん」や「お母さん」と言ったり、自分の奥さんのことを「奥さん」と言ったりする。

日本から来る若いホームステイの人たちも、自分の親のことを「お母さん」や「お父さん」とよく言う。

これが、私には、しっくりこない。

私はニュージーランドで日本語を教えているが、家族の言い方を教える時に、他人の家族の場合、自分の家族の場合、呼び名の場合と分けて説明する。
例えば、自分の親の場合は「母」、他人の親の場合は「○○さんのお母さん」、でも家で自分が親を呼ぶときには「おかあさん」とか「かあさん」と呼ぶと。自分の奥さんのことを他人にいう時は「家内」、よその奥さんの場合は「○○さんの奥さん」なのだと。

私の世代(40代)だと親しい友人間でも、親のことを話すときは、「母」とか「母親」を使うから、若い人たちが、内と外の区別をつけないで使うのを聞くと違和感がある。

大阪の芸人さんの場合は、「オカン」「オトン」と言ったり、「奥さん」のことを「ヨメ」と言ったりする。
こっちの方が、私には違和感がない。

視聴率が高ければ、国民に与える言葉の影響も大きい。
以前、カレーのCMで女性が「うまい!」と言ったのが新鮮で、それ以来、女の子たちが「うまい」を使うようになったと読んだが、マスコミの力は強い。

松本さんに正しい日本語を使うよう若手の芸人さんに指導してほしいところだが・・・

posted by Hirorin at 05:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 言語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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